足に悩みがある人の理想の靴

オートペディーシューマイスター。

 

ドイツでも、この資格を持っている人はわずか3000名しかいません。オートペディーシューマイスターとして一人前になるのには、それだけの手間と時間とがかるのです。

 

そうした人間のオートペディーシューズとは、もちろんそのまでも普通の靴としてはくことができるのですが、足について熟知した靴のお医者さんが作る靴が、先に紹介したオートペディーシューズです。一人一人の足の形に合わせてよりはきやすい靴として、また足に何か障害があるときには、それを補うことができる靴として、あらゆる調整ができるように作られた靴のことです。

 

足の健康を考えてより快適に歩きたい人、開張足、外反母趾、いい歩きをしたい人はこの靴を選ぶとよいでしょう。

 

ハンマートウなど、足にさまざまなトラブルのある人が、それを補正したいというときには、この靴をぜひお勧めします。あるいは、そうした足のトラブルを予防したい人にも、お勧めの靴です。

 

女性8割は病院に行くほどではないものの、多いのが開張足です。足に悩みがあるといわれています。たとえば、足にはアーチがあり、足の機能を高めています。

 

このアーチのうち、前足部にある横のアーチが崩れて、足に体重がかるとベタッと横に開いてしまうのが開張足です。靴をはいていると、足が疲れやすい、足にタコやウオノメができやすい、足が痛いなどという人は開張足の恐れがあります。

 

実は、この開張足が外反母趾をはじめとして、さまざまな足のトラブルの原因となります。パンプスが外反母趾の原因とされているのも、パンプスがこの開張足を作りやすいからです。

 

女性では、病的ではないものの、左右の脚の長さが5ミリから1センチほど異なっていること(脚長差という)もよくあります。

 

こうした左右の脚の長さの違いが腰痛の原因になっていることも少なくありません。なかには、これまでどんな靴をはいても足が痛くなるという人もいるでしょう。もはやこの世に自分の足に合う靴は存在していない、と悲観的になっている方もいるかもしれません。

 

そうしたさまざまな足のトラブルを抱えている方、靴についての悩みを持っている方の靴選びは、日本では至難の業のように思われています。それは一人一人の足に調整できるような靴が、これまでなかったからです。

 

ところが、オートペディーシューズならそれが可能になります。オートペディーシューズはあらゆる調節に対応できるような設計で、また素材で、あらかじめ作られているからです。したがって、調整し終わったあとのオートペディーシューズは、この世にあなたのためだけにある靴ということ
になります。

 

たとえば、靴をはいてみて、アーチのところが少し高いとか、足が少し傾いているというようなときには、アインラーゲンと呼ばれる中敷を取って、土踏まずの部分の形を変えたり、さらに前足部のほうに痛みがある場合には、そこをやわらかい素材に替えたり、あるいはなるべく前足部に圧
がかからないように細工したりと、いろいろなことができます。

 

脚長差がある場合にも、アインラーゲンでその調整が可能です。オートペディーシューズでは中敷が自由に取り外すことができ、オートペディーシューマイスターによってそれぞれの足に合わせ、さらにオートペディーシューズでは、靴のこの部分を広くしようとか、マジックベルトを着けよ
て調整されるのです。靴の素材となる革自体も、そうしたさまざまな調整に耐えられるようなものを使っています。

 

ところが、日本の靴には、靴を調整する余裕もなければ、調整に耐えられるような中敷も靴の素材もありません。

 

これでは、オートペディーシューマイスターに「日本の靴は時代遅れ」といわれてもしかたがありません。