調整して理想の靴とする技術

たとえば、メガネを購入するときのことを考えてみてください。あるメガネを作っても、すぐに使うことはないはずです。

 

そのメガネがその人に合っているかどうかを調整してから使うのが普通です。人間の顔は左右対称ではありませんから、メガネのフレームについては細かい調整が必要になるはずです。

 

その調整を行うのがメガネ屋さんの仕事です。

 

靴もこれと同じように調整が必要なのです。なぜなら、既製靴は大量生産品ですが、足の形、とくに足の裏は一人一人、また右と左でも違うからです。そのため、足の裏と靴とを合わせるように調整をしなければなりません。

 

この調整ができなければ、足に合わない靴を購入することになってしまいます。その調整のための道具がアインラーゲンであり、それを使って調整をするのが本来の靴屋さんの仕事でなければなりません。

 

ただ残念なことに、日本の靴屋さんのほとんどではこれが行われていないのです。これでは、自分の足にピタリと合った靴など選べるわけがありません。それぞれの足には、それぞれの理想の靴があります。理想の靴とは、はいていることを忘れてしまうような靴、美しく歩ける靴、歩くことが楽しくなる靴です。

 

そうした理想の靴を見つける方法のひとつとして、アインラーゲンがあるのです。